9/18(祝)に開催された函館市電LT大会というイベント参加してきました。
函館市電LT大会?
そもそもどんなイベントなのかをひとことで説明すると、「函館市電を貸し切って、函館市内を走行する市電車両の中でLT発表会を行う」というものです。うん、まだ意味不明ですね。
函館市電とは?
函館市電というのは函館市が運営する路面電車です。函館市企業局交通部という市の部署が運行からメンテナンス等、路面電車を運行するためのあらゆる業務を担当しています。
以下がその路線図となります。(函館市電の公式から画像を拝借しました)
運行系統としては2系統と5系統があり、湯の川~十字街の間は全く同じ場所を走ります。十字街から先は、2系統が谷地頭まで、5系統が函館どつく(これで「はこだてどっく」と読みます)まで、それぞれ走ることになります。
それぞれの駅(正しくは停留所)の間は概ね2分程度での移動が見込まれています(ここ、あとで重要になります)。
LT大会??
ライトニングトーク(LT)をする大会ということなのですが、厳密にはLTは5分間という決まりがあります。
ところが当イベントでは時間制限の区切り方がだいぶ特殊でして、「市中を走行する路面電車内でのLT」ということもあって、5分間という区切りの代わりに「3区間で無慈悲に発表終了となる」というルールが採用されました。
例えば湯の川からLTを開始した場合、3区間先までとなりますから、駒場車庫前に到着した時点でLT強制終了となります。
停留所の間は概ね2分程度ですので、大体6分くらいが持ち時間としての期待値となります。しかし、普通のLTと比べて時間が読みにくく、停留所どうしの間隔が長かったり短かったりする区間もありますし、路面電車という交通手段の都合上、どうしても信号や自動車との兼ね合いで時間がブレるわけです。
そのため、ちょうど良いタイミングでLTを終わらせるには、函館市電をどれだけ使いこなしているかが試されるのです。
路面電車の車両を1両まるごと貸し切り???
このイベントの突飛なところは公共交通機関を丸ごと1両借りてしまうというその豪快さにあるでしょう。企画を目にしたときには「なんてめちゃくちゃな!」と思ったものです。
ところがこの函館市電、過去には地元企業の慰労会等でカラオケ電車なるものを運行していた実績があります。そして、今もなお「1運行:大人20000円」で貸し切り運行を受け付けています。
要するに10人も集まれば、一人当たり2000円程度で貸し切り運行ができてしまうのです。全然めちゃくちゃじゃなかった。
どんな発表があったか?
一部を取り上げると、以下のような感じのものがありました。
- Arduinoを使った心拍数を計測するデバイスの実演とバグ修正
- 積ん読をひたすら推奨する話
- 道南地区のロードサイドについて掘り下げる話
- 鉄道模型のコントローラーの話
- 自作Dvorakキーボードの話
どんな話をしたのか?
私の発表は「ビジネスロジックを純粋関数で実装する」的な話です。
その他
- 工業高校のOBが途中参加。文字通りの飛び入り参加で場を沸かせる。
- はこだて未来大学の角教授が「なんか面白そうなことをしているな?」と言いつつ終点の駒場車庫に登場。写真を存分に撮影してくださった。
- イベント後は松陰町のラッキーピエロで懇親会。
とにかくめちゃくちゃ楽しかったです!来年もやるんですよね?やりましょう!
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※9/19 函館空港のビジネスコーナーにて、羽田行の最終便を待ちつつ執筆。