きのこカンファレンスこと「エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2025」に参加してまいりましたので、そのレポートです。
前夜祭
前夜祭では「Perlの生きのこり ~ペアプロ解説~」と題しまして、kobakenさん(@kfly8)との共同登壇をさせていただきました。
事前に企画に関するエントリをnoteでも公開してあったのですが、一部の方々からの期待値が結構高まっていたようでして、盛り上げ役としては絶対に面白くしてやるぞ、という覚悟をもって登壇に臨んだ次第です。
詳しい発表内容についてはkobakenさんのエントリに委ねるとして。
きのこ2025 前夜祭の登壇機会をありがとうございました!登壇では一瞬しか出せなかったのですが、ClaudeでPerlのコードを生成するトピックに関して、落ち穂拾い記事を書きました。
— kobaken (@kfly8) March 9, 2025
それはそれとして、楽しかったですね!! > @ytnobodyhttps://t.co/JNG2HK0Lg9#Perl #きのこ2025
楽しかったに決まってますよ、最高でした!>@kfly8
そしてこのような機会をいただけて、本当にありがたいことです。とにかくPerlの歴史を楽しく伝えつつ、今のPerlの様子を見てもらいたい、という狙いは達成できたかな、と思います。欲を言うならば、今度はこれを2時間くらい使ってもう一度やりたいですね!
とにかく前夜祭は大盛況でした。雰囲気を伝えるべく、Xをペタペタと貼っていきます!(引用させていただいたツイ主の皆さま、NGでしたら わいとんに遠慮なくお申し付けください。「許可を求めるな謝罪せよ」のスタンスでやらせていただいております!)
YAPC::Fukuoka 2025 の宣伝
Perlの生きのこり!
— teckl (@teckl) March 8, 2025
YAPC::Fukuoka 2025 開催決定…! #yapcjapan
#きのこ2025 pic.twitter.com/avfAO8ysSU
マジでみんな来てくれ!!!!
みんなPerlやってるかい!?
"みんなPerlやってるかい!?やってねぇか!!"
— はしもつ (@_hashimo2) March 8, 2025
身も蓋もねぇ…#きのこ2025 pic.twitter.com/kTXp73h6kY
だって「やってる!」って返事が帰ってこなかったもんだから・・・
CGI、Lambdaに似てないっすか?
パワーワード
— 稲垣 剛之(Takeshi Inagaki)|ラクス (@ingktks7) March 8, 2025
Perlか、PHPだったなあ
確かにLambdaっぽい
歴史は繰り返す
#きのこ2025 pic.twitter.com/mujcvzBqDr
いやLambdaっていうかFaaSがCGIっぽいんですよ?
令和のPerl
「これPerlですよみなさん」ww #きのこ2025 pic.twitter.com/DUNfJ78Y1g
— teckl (@teckl) March 8, 2025
若干ほかの言語に見えなくもない
Claudeはラクダの夢を見るか
#きのこ2025
— ysaito (@ysaito8015) March 8, 2025
Perl meets Claud pic.twitter.com/UfmlievKOe
AIとPerlは親和性高いって私は思っていますよ
酒カスムーブ
@ytnobody 獺祭を飲み干すわいとんさん#きのこ2025 pic.twitter.com/XHstOmhRME
— kii310 (@kii310_nyan) March 8, 2025
最後に残ったわずかな獺祭の処分に運営さんがちょっと困っていたのでつい・・・
当日
当日は午前中に野暮用を済ませる必要があり、午後からの参加となりました。
前日夜にスマホを充電し忘れたまま寝てしまい、バッテリー残量の都合上、あまり積極的にツイートできなかったのですが、まず感想を率直に表すと、めっちゃ楽しかったです!
印象深かったトーク
- 「働きママエンジニア」、看板もそろそろ畳みます! 無冠のわたし、これからどう先生きのこれる? - たかのあきこ
- まずスライドが全部手書き、しかも筆ペンか毛筆のどちらかで書かれていて、見ていてとってもほっこりするデザインでした。
- 「働きママエンジニア」としての状況の変化と、それに合わせてキャリアのチャレンジの枠をどんどん広げていく様子、そして最後に「はたらくマダムエンジニア」としてのあゆみを進める、というストーリーラインがとても素敵なものでした。
- フルリモートでも生き残る。たとえ日本中からフルリモ案件がなくなったとしても。 - 株式会社Sanukite(サヌカイト) 代表取締役 水尾峻輔
- フルリモートのお仕事そのものがコロナ禍のころと比較して激減した、というものの、コロナ禍以前はもっと状況は悪かったし、そういう意味では今は低空飛行で今後も層だろう、との見通しは、だいぶ似たようなことをやっている経営者として、共感を通り越して一種のシンパシーを感じました。
- リーダー経験、顧客折衝あたりができるとリモートでは強い、というのも「その通り!」と思いながら聞いていました。共感できる点が大変たくさんあったトークでした。
- AIが台頭する時代のエンジニア進化論:価値探索とAI-Human Interfaceのスペシャリストへ - おだかとしゆき
- AIが生み出す価値と張り合うのは人間には無理で、AIではできない部分、つまり最終的な判断、とくに野性に基づく判断ができるのは人間にしか為しえないというのはなかなか面白い考え方だなと思いました。困難な状況に対応し生き抜くための力としての野性は、確かに人間じゃないと出来なさそうですよね。
- ある種、ハードシングス的な考え方がAIとは違った人間ならではの本領なのかもしれませんね。
- 変わりゆくもの、変わらないもの。 - 米久保 剛
- ゲームチェンジャーとしていくつかのIT技術は、これまでおおむね10年おきに登場してきましたが、そのたびに変容をもとめられるのがエンジニア。でも、そんな中でも変容しないものが厳然として存在しますよね、というお話でした。
- とくに具体→抽象→高度な抽象→別の具体、というような、具体と抽象の間を意識的に行ったり来たりするというのをすることが「変わらないもの」を体得する上で重要である、というのは印象深かったです。
スマホのバッテリー10%前後で写真撮ったりしてた
台場天気いい pic.twitter.com/hCTq8TARJb
— わいとん (@ytnobody) March 9, 2025
天気がよいときの台場は本当に景色がいいんですよね。
#きのこ2025 コミュニティボードが華やか pic.twitter.com/NuQ5thhn7C
— わいとん (@ytnobody) March 9, 2025
ここでもしっかりとYAPC::Fukuoka 2025を宣伝。
みんなの歴史年表を見て思ったこと
2000年あたりだと、ITエンジニアという仕事自体の一般認知がからっきしだったし、パソコンで遊んでるだけのオタク、みたいな偏見が強い時代だったなぁ。しかも3Kどころではない辛い仕事だったし、扱いも悪かったよ。 #きのこ2025
— わいとん (@ytnobody) March 9, 2025
懇親会、アンカンファレンス、その他
- カンファレンスの食事は本当に大変。何が大変って量のコントロールが大変。
- カンファレンスのゴミ処理問題、それを解決するだけのビジネスを立ち上げたら需要はあるのではなかろうか?儲からなさそうだけど。
- レアなキャリアを突き詰めていくと、職業名が自分の名前(もしくは自分のハンドル名)になる未来しか想像できない。
- 人は、好きなことで生きていきたいから起業するけど、好きなことにはやりたくないことも一緒についてくる。特盛カツカレーに例えると、好きなことは福神漬け程度の量で、残りの特盛カツカレーくらいの量のやりたくないことがついてくるものだ。
- やりたくないことを淡々とこなせるのがプロ
- エンジニアが経営をすると、数字からは目をそむけたくなる。プログラムは書くのに数字はダメなんですねーって言われがち。
- すごい数の豪華日本酒が持ち込まれた。が、私は前夜祭でやたら飲みまくったので、懇親会ではアルコールレスアーキテクチャを貫徹しました。
さいごに
スポンサー各社のみなさん、スタッフのみなさん、そしてスピーカーのみなさん、一般参加のみなさん、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございます。
きのこカンファレンス、最高の体験でした!ちょっと見た目には毒気がありつつ、でもふんわり甘い香りでおいしくて、食べると気持ちよくなっちゃうきのこ、という感じで(めっちゃ褒めてます)大変良かったです!
生きのこりについて思いを馳せながらこのエントリを書きました!本当にありがとうございました!