YAPC::Fukuoka 2025で共同登壇&スタッフをしました

#yapcjapan タグを見てくださいよ。めちゃくちゃ盛り上がりましたね、YAPC::Fukuoka 2025!

そんなわけで、まずスタッフと福工大の山澤先生、スポンサーのみなさん、参加者のみなさん、本当にありがとうございました&お疲れさまでした!!

こばけんさん (@kfly8) と共同登壇しました

Perlの生きのこり というタイトルで、こばけんさんと共同登壇しました。

この発表自体は きのこカンファレンス2025 でやったものではあるのですが、YAPC::Fukuoka 2025向けにかなり研ぎ澄ましておりまして、より本質的な発表となったかと思います。登壇資料についてはこばけんさんから共有があると思いますので、それをお待ちいただきたいと思います。

追記:直後にスライドの共有をいただきました!こばけんさんありがとうございます!!!

きのこカンファレンスの時と違ったのは、漫談風にしながらももう少し変化の歴史と最新の書き方にフォーカスを絞った、ということと、私自身が素面で登壇した(ここ重要)という点でしょうか。

CGIってなんなの?とか、そもそもlighttpdっていうサーバーがあったんだ、みたいな過去の経緯があって今に至っているんだなぁということ。そして 令和最新版Perl BBS を通じて、今どきのPerlってこう書くのか、というのを観測いただけたら幸いです。

あと、資料ぜんぶこばけんさんが書いてくれたので、感謝しかありません。ありがとうございました!

(令和最新版Perl BBS動作の様子)

「Sledgeについて触れないのはいかがなものか」

そういえば@ssig33さんから「Sledgeについて触れていないのはいかがなものか」という旨のご意見をいただいていましたが、あれは大まじめに入れたくても入りきらないというものだったので、どうか勘弁してくださいって会場で半土下座させていただきましたね。

歴史について深堀りするなら、間違いなくSledgeについては避けて通れないとは思いますし、SledgeがあったからRuby on Railsのようなフレームワークが出てきたんだよね、ということについては間違いなくその通りだと思います。2000年代初頭にPerlが絶大な人気を誇っていた理由のひとつであると言っても過言ではないでしょう。

せめてここで参考リンクを紹介するという形で、落穂ひろいとさせていただければと思います。

まず開発元のlivedoorによるGitHubレポジトリがありますので、入手はこちらから可能です。歴史を感じることができると思いますので、ぜひ見てほしいです。

現代においては、@karupaneruraさんによる下記ブログエントリが参考になると思います。

また日経クロステックには、Sledge作者のひとりの@miyagawaさんによる案内記事が残っていましたので、こちらもあわせて紹介いたします。

Track Cの番長やってました

もうひとつ、今回はスタッフとしての参加でもありました。基本的にはTrack Cに張り付いて場を管理する役割を帯びておりまして(通称「番長」)、副番長の @chanyou さんに大きく支えられながら、なんとか無事に役割を全うすることができました。部屋付きのスタッフの皆さんにも大変助けられました。ありがとうございました!

さて、そのような都合もあって、実はあまりTrack C以外のトークをみることができていないのですが、その中でも私が感心してみていたのは以下のトークでした。

なぜインフラコードのモジュール化は難しいのか - アプリケーションコードとの本質的な違いから考える by 宮下 剛輔 | トーク | YAPC::Fukuoka 2025 #yapcjapan - fortee.jp

私自身がTerraformを最近ようやく触ることがあったのですが、この発表では私がTerraformになんとなく感じていたモヤモヤの原因が解像度高く言語化されておりましたね。

あのモヤモヤ対する適切な対処がきっちりと提示されつつも、ほどほどにやっていくことの大切さが語られていました。行き過ぎた最適化は負担となりうるということを示してくれた、貴重な発表でした。

Amazon ECSデプロイツールecspressoの開発を支える「正しい抽象化」の探求 by 藤原俊一郎 | トーク | YAPC::Fukuoka 2025 #yapcjapan - fortee.jp

こちらも実は最近ようやくECSを触る機会があったのですが、あの若干行き届いていない感じをecspressoがうまくいなしてくれるんだな、と理解しました。

また、その開発にあたっての設計哲学と「あえて設計しない」というやり方について、凄みを感じましたね…つい設計しちゃいそうなところだと思うのですが、そこは熟練の肌感なんだろうなあと。本当に感心します。

飛行機の都合で懇親会の途中で帰ることに… 😭

ところで、私はケチな旅行が大好きです。飛行機代をどうすれば圧縮できるのか。電車賃は?宿代は?もちろん、豪華なホテルもいいと思いますし、私もごくまれに値段を気にせずに旅をすることがあります。しかし、普段は超ドケチスタイルでやらせてもらっています。

で、今回はANAのセールでチケットを購入しつつ、ホテルもカプセルホテルを押さえるという形で対応しました。移動と宿泊についての費用としては以下の通り。

  • ANAセールによるチケット
    • HND-FUK:片道7,700円(税込)、往復15,400円
  • ファーストキャビン博多
    • 1泊あたり3,630円(税込)、2泊で7,260円
  • 福岡市営地下鉄1日乗車券
    • 640円
  • そのほか交通費
    • 2,800円
  • 合計:26,100円

それなりにドケチ旅行と銘打つことが許される価格帯ではないかと思うのですが…どうでしょうかね。

ところが、土曜日の宿泊と日曜日の航空券がどうあがいても取れない!!!ということで、泣く泣く懇親会を中座するという羽目になったのでした…いやあ、これは反省です。

さいごに

YAPC::Hakodate 2024で実行委員長をしたときびきニキさんにYAPC::Fukuoka 2025をバトンタッチしたのですが、まじですごいの一言に尽きます!

懇親会のごはんがめちゃくちゃおいしいし、ヘルプページの整備という形で案内をまとめたのはさすがだなあと。#yapc_memorial の提唱と盛況ぶりは彼女が呼びかけなければ起こりえないことです。実行委員長という大役、お疲れ様です!ありがとう!

ところでこれは余談なのですが、「次回はビッグサイトだ」と聞いたので、真っ先に目の前にいた@dankogaiさんに「海外からもスピーカーを呼びましょうよ!」と、半ば強請りのような勢いで懇願に行ったのは体が勝手に動いてしまった結果です。

でも、当時のYAPC::Asiaを追い越すイベントを一緒にやりませんか、弾さん!